カテゴリ
ラ コリーナ日誌
ラ コリーナで感じて見つけてー立命館大学ディスカバリープログラムin近江八幡ー
Text : 立命館大学食マネジメント学部 佐藤彩香
- #サステナビリティ
- #ラコリーナ
2023年2月27日、立命館大学のディスカバリープログラムin近江八幡の一環としてラ コリーナでの研修が行われました。
ディスカバリープログラムin近江八幡は、エコツーリズムをテーマに、立命館大学の学生が近江八幡を訪れ、魅力向上や課題解決を目指すプログラムです。
晴れ渡る空の下、立命館大学の学生11名と大学や行政の方が集まり、プログラムが始まりました。
まず、ラ コリーナツアーでラ コリーナの各エリアを案内していただきました。
2023年1月にオープンしたバームファクトリーでは、実際にバームクーヘンがつくられている様子を見ることができます。バームクーヘンの甘い香りの中、職人さんの技術を間近で見ることができました。
また、建築史家の藤森照信さんがデザインしたラ コリーナは、屋根に木の生えたデザインが特徴的です。遊び心もありながら周りの八幡山の自然と調和したとても心地よい空間でした。
ツアーが終わったあと、実際にたねやの社員の方々がまかない食堂で食べられているカレーをいただきました。
お菓子の製造過程で廃棄される小豆の皮などのフードロスを使っていて、一口食べると辛味の中にほんのりとした甘さがあり、美味しかったです。また、カレーと一緒に小豆茶もいただき、参加者でほっと一息、ゆったりとしたお昼の時間を過ごすことができました。
午後は、植樹体験をさせていただきました。土に触れる機会が中々ないので、スコップでザクっと穴を掘ったり、植えた苗木に土をかぶせたりとても新鮮でした。
また、作業している間はみんなで声かけあうので自然と一体感が生まれていたように感じます。木は長生きなので、私たちが植えた木が未来につながっていくのだと思うと感慨深かったです。
植樹のあと、たねやグループの活動についてお話を聞きました。
印象的だったのは、自然や農、地域は永遠不変ではないからこそ、大切なものを見極めて実践するということでした。様々な活動展開を見せるたねやグループですが、大切なものを見失わないことで、150年以上続き、これからも地域や社会から必要とされる企業になれるのだと感じました。
実際に見学や体験を通じて、五感でたねやグループについて学ぶことができました。地域に根差した長年愛される努力や挑戦を知り、私自身も将来そのような活動に取り組みたいと思いました。