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ラ コリーナ日誌
ようこそ、藤森先生 〜和紙のランプシェード作り〜
Text : 髙曽 津弥(広報室)
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5月8日、建築家・建築史家の藤森照信先生がラ コリーナ近江八幡を訪問されました。
メインショップやカステラショップを設計された藤森先生は、「自然素材をどのように建築に“着せる”か」を重要視されています。今回、その一環として和紙を使ったランプシェードを制作されました。
和紙は、世界に誇れる日本の技であり、伝統文化として残していきたいものです。
日本文化を昔から大切にされている藤森先生が今回選ばれたのは、全国におよそ100種類ある和紙の中でも国の重要無形文化財に選ばれている「細川紙」。
細川紙は国産の楮(こうぞ)というクワ科の植物だけを使用。
伝統的な用具を使い「流しすき※」ですくことが決められており、楮の強靭(きょうじん)さとやわらかな色合いを兼ね備えた和紙です。和紙の魅力である、強さ、美しさ、保存性の全てを兼ね備えています。
※流しすき・・・和紙の基本的な手すき方法の一つで、日本独特のもの。
ランプシェードは筒状と笠状の2種類を制作。和紙のふちは先生のお好みで色付けされました。
たねやグループCEO 山本昌仁も参加。先生から「和紙に染み込ませるように塗って」とのご指示もありました。
笠状のランプシェードのうち、ひとつは藤森先生のお好きな緑に。
もうひとつは、山本の好きな色で重ね付けをして仕上げました。
制作した作品がどこにあるか、ラ コリーナにお立ち寄りの際は探してみてください。
また、こちらの照明はラ コリーナ ツアーにお申し込みをいただきますと、より間近でご覧いただくことができます。ツアーでは藤森建築についても詳しく説明しています。ぜひご参加ください!