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ラ コリーナ日誌
田んぼの生き物観察会 2023
Text : 大村 啓子(経営企画室)
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7月2日、ラ コリーナの「学びの田んぼ」で生き物観察会を開催しました。
生き物観察会には、琵琶湖博物館の学芸員 鈴木さんと今田さんにご協力いただき25名の親子が参加しました。
田んぼから採取し観察した生き物を一部紹介します。
コオイムシ
メスがオスの背中に卵を産み付ける昆虫で、背中に卵を乗せている姿からコオイムシの名がついています。
オスは卵が孵化するまで背に卵を乗せたまま、卵を守りながら生活を続けます。
体の特徴は獲物を捕まえるための鎌のような大きな前脚や、頭がやや突き出ていて、体は卵形に近い形です。
ラ コリーナの田んぼには沢山コオイムシがいましたが、地域によっては絶滅する危険性が高い生き物とされているそうです。
カエルになりそうなオタマジャクシ
ヒメアメンボ、ケシアメンボ、イトアメンボ…ヌマエビ、ヒメゲンゴロウ
ラ コリーナの田んぼにはさまざまな生き物がいました。鈴木さんにうかがうと、これは農薬や化学肥料を使っていないだけではなく、田んぼの畔に草花があり、近くに水路や池、林や森という生き物に大切な環境があるからだそうです。
水生昆虫は田んぼで産卵をし、幼虫が育ち、成虫になると池や林などで冬を越すものも多くいます。
ラ コリーナの周辺環境が田んぼに沢山の生き物がいる理由の一つです。
生き物を触り、その生き物が何を食べ、どんな暮らしをしているのかを教えていただくと
昆虫の世界といのちを大切に守り繋いでいきたいと感じました。
採取した生き物は観察したあと、スタッフの手で田んぼに返し観察会は終了しました。
ラ コリーナ日誌 「リジェネラティブ農業 懐かしい未来の始まりプロジェクト」