真夏の変化朝顔

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ラコリーナ日誌

2023.08.11

Text : 藤澤茉由（キャンディーファーム）

夏の風物詩でおなじみの朝顔。

８月はいくつかの店舗の鉢に朝顔をいけています。

▲たねや伊勢丹新宿店

▲たねや横浜そごう店

お家で育てていたり、街中でみかけたりと多くの方に親しまれる朝顔ですが、少し変わった特徴的なお花を咲かせるものがキャンディーファームにあります。それが「変化朝顔」です。

変化朝顔は花の形が多様な朝顔です。いくつか紹介します。

▲一般的な丸形の花

▲浅い切れ込みが入っている花

▲ふちがひらひらしている花

花だけでなく葉の形もいろいろあります。

▲深い切れ込みの入った立田葉（たつたば）

▲くしゃっとちぢれている孔雀葉（くじゃくば）

▲斑（ふ）の入っている葉

奈良時代に中国から渡ってきた朝顔。江戸時代には庶民の間で変化朝顔が大変流行ったため、さまざまな花の形や葉の形が誕生したようです。

また朝顔といえば長くのびるつるが印象的ですが、朝顔のつるは伸びるとき下から上に時計廻りに回りながら伸びていく右巻きです。そして、よく見てみると花が開く前のつぼみもつると同じ右巻きでした！

朝顔はその名の通り、朝はみずみずしく花が開いていますが、お昼ごろになるとしぼんでしまいます。きれいな朝顔の姿を見るなら朝いちばんがおすすめです。朝顔の鮮やかな色に夏を感じてみてください。