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ラ コリーナ日誌

左義長まつりに合わせ製造研修を行いました

Text : 落田彩音(上菓子工房)

  • #ラコリーナ
  • #たねや

3月15日・16日に、滋賀県近江八幡市の日牟禮八幡宮にて伝統ある「左義長まつり」という火祭りが行われました。

わたしたち2024年度入社の和工場の製造部・物流部20名は、左義長まつりで名物として販売する竹羊羹をいちから製造し、 自分たちの手で運び、自分たちの手で販売するまでを経験させていただきました。

1日目は竹洗いからです。
竹の表面と中の薄皮を取り除くために一つ一つ手作業で丁寧に洗っていきます。
午後からは左義長まつりとはどういった祭りなのかなどこれまで受け継がれてきた伝統について学びました。

また、わたしたちは普段お客様と直接お話しする機会がないため、 お客様役と販売役に分かれて接客の練習も行いました。
自分たちで体験することで、どうしたらお客様に来店前よりも明るい気持ちになってもらえるか、考えながら実践することができました。

2日目は羊羹炊き。竹羊羹の製造・仕上げ作業です。

たねやこだわりの黒糖水羊羹を炊き、竹に流し込みます。
竹は 一つ一つ細さや太さが違うので流し入れる作業は難しかったです。

一度こぼれてしまうと、あふれた羊羹が固まってしまいふき取るのが大変です。
そうならないためにも、羊羹を流し入れる速度や量に気を付けながら、綺麗な竹羊羹を作るために集中して作業を行いました。
最後に表示シールを貼って竹羊羹が完成です。

3日目からはいよいよ販売です。
ラ コリーナと日牟禮乃舎の2チームに分かれて、2日間販売を行いました。

当日はあいにくのお天気でしたが少しでもお客様に明るい気持ちになっていただくためにはきはきとした声で笑顔を心がけました。
たくさんのお客様が竹羊羹やあたまはりを手に取ってくださいました。

「これを買いに来たんだよ」と言って下さる方や「いつも楽しみにしている」というあたたかいお言葉をたくさんいただきました。

左義長まつり限定のお菓子を楽しみに待っていてくださるお客様に、無事に竹羊羹を届けることが出来てうれしく思っています。

わたしたち製造部・物流部は普段お客様に直接お会いすることはありません。
今回の研修で自分たちが普段仕上げているお菓子が物流部や販売部などたくさんの人の手を渡ってお店に並ぶこと、その先にお客様が待っていて下さることを実感しました。

同期のスタッフやお客様と一緒に楽しみながら、笑顔を届けることができた今回の研修は、わたしたちにとって貴重で大きな経験になりました。