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ラ コリーナ日誌
近江の祭 たいまつ ―後編―
Text : 髙曽 津弥(ツアー管理室)
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11月8日・9日、ラ コリーナ近江八幡で「近江の祭(まつり) たいまつ」を開催しました。
2016年よりラ コリーナ近江八幡の敷地内で行うこのイベントでは、近江八幡市内の各町ごとに 結(ゆ)う大きな松明(たいまつ)制作を間近でご覧いただけるほか、お客さまにもご参加いただけるワークショップのひとつとして「しめ縄作り」を開催しています。


毎年、大きな松明結いの制作にも触れながら、主に学生さんにはお客さま向けの「しめ縄作り」を担当いただいています。


今年も活躍していただいた「ヴォーリズ学園 近江兄弟社高校」の学生さんより感想をいただきましたので、ご紹介します。
土川優莉さん
3年間しめ縄作りのスタッフを経験させていただき、毎年のことながら「嬉しさ」は特別な感情だなと思います。お客さまとともにしめ縄作りにチャレンジするなかで、お客さまとコツを発見したときの嬉しさ、完成したときの嬉しさは、何度味わっても共有しても特別で、ひとつひとつがとびきりの思い出として残っています。お持ち帰りいただき、飾られたしめ縄をふと見た時に、お客さまにとってこの体験がいつまでも嬉しさの香る体験であるといいなと思います。


小西未來さん
今年もスタッフとして、しめ縄ワークショップに3回目の参加をさせていただきました。
お客さまと一緒にしめ縄を作り、「楽しい!来年はいい年になりそう!」と言ってくださったことや、完成したしめ縄を見せに来てくださり、「とてもいいものができました、ありがとう!」と声をかけてくださったことが心に残っています。
自分との関わりが誰かの思い出につながったことがとても嬉しく、人と関わる中で得られる喜びを改めて感じた2日間でした。このような素敵な機会をくださったラ コリーナのみなさまにはとても感謝しています。


古澤未羽さん
昨年に引き続き、2回目の参加でした。前回は 綯(な)うことができなかったしめ縄も、今年こそは上手く綯いたいと思い練習しましたが、やはり思うようにはできませんでした。
前回までの自分なら、プロのように上手に綯う友達と比べて落ち込むだけだったと思います。しかし、今年は上手く綯えないなら他に私ができることをしようと考え、お客さまへのお声がけを全力で頑張ることができました。最初は声出しに緊張しましたが、話しかけてくださるお客さまとの会話を通して徐々に自信がつき、楽しみながら参加することができました。
この経験を通して、自分の成長を感じ、これからも新しいことに挑戦しつつ自分にできることを精一杯やっていこうと思えました。改めて、2日間貴重な経験をさせていただきありがとうございました!


みなさんの頑張りにより、2日間で265本のしめ縄作りをお客さまに体験していただくことができました!
学生さんが試行錯誤しながら一生懸命お客さまに伝える姿や、しめ縄が完成した時のほっとした笑顔、楽しい会話やその様子がしっかりと私の記憶にも残っています。

「近江の祭 たいまつ」を通じて、普段学校では学ぶことのできない経験を五感を使ってしっかり感じてもらうことができ、私たちも大変嬉しく思います。
今後もたくさんの繋がりが生まれる場所として、ラ コリーナは自然とともに。
さまざまなイベントを通して、私たちの想いを発信していきます。