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ラ コリーナ日誌
獅子舞が来ました!
Text : 望田朝美(広報室)
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4月8日(日)ラ コリーナ近江八幡に伊勢太神楽(いせだいかぐら)がやって来ました。 1年を通して西日本各地を巡りながら獅子舞や曲芸を演じる伊勢太神楽。雨上がりで気温が低く風も強いなか、 伊勢大神楽講社 山本源太夫(げんだゆう)の神楽を間近で楽しみました。 国指定重要無形民俗文化財に指定される伊勢太神楽は、獅子舞と放下芸(ほうかげい)の2つに分かれます。 邪気を祓う獅子舞と、滑稽な掛け合いで人々を楽しませる放下芸。 この日は「剣の舞」に始まり、「四方の舞」「綾採(あやとり)の曲」「剣三番叟(さんばそう)」「神来舞(しぐるま)」「魁曲(らんぎょく)」など、およそ1時間半にわたって様々な演目が披露されました。 「剣の舞」 邪気を祓う場を清める剣の舞。 宝剣をくわえた二頭の獅子舞が太鼓や笛の音に合わせて、ダイナミックに踊っていました。 「四方の舞」 「綾採の曲」 「剣三番叟」 額の上に短剣や鞘(さや)をのせ、バランスを取りながら笛を吹く太夫さん。お手玉のように短剣を操ったり、神楽歌をうたったり。失敗したときはすかさず掛け合いが入るのも独特でした。 「神来舞(しぐるま)」 「魁曲」 力自慢の太夫さんの肩の乗った振袖姿の獅子が和傘を手に伊勢音頭にあわせゆったりと広場を練り歩きました。 演目の最後、獅子頭を脱いだ下にはなんとオカメさんが! 伊勢大神楽の最後に行われるこの魁曲は、花魁(おいらん)道中をあらわしたもので、早変わりのオカメさんはアメノウズメノミコトといわれます。 沢山の演目のあとには、獅子舞に頭を噛んでもらうお客様も。 これからも各地をめぐる旅をつづける山本源太夫の伊勢太神楽。 来年もラ コリーナ近江八幡で獅子舞が見られることを、楽しみに待ちたいと思います。