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ラ コリーナ日誌
新素材に出会う旅 芋焼酎編【ハワイ・オアフ島】
Text : たねやグループ 広報室
- #素材をめぐる旅
5月、社員研修旅行でハワイへーーー。
リフレッシュはもちろん、これからの商品や店舗づくりなどクリエイティブにヒントやアイデアを吸収する時間でもあります。
たねやグループでは、国内に限らず海外にも目を向け、自分たちが納得できる素材を求めています。人、素材へのこだわり、その土地の風土や環境など、現地に足を運び実際に触れることが大切だと考えています。
今回、現地で「芋焼酎」の製造をしておられる「ハワイアン焼酎カンパニー」の平田さんを訪ねました。
青く澄んだ空、のどかな草原が広がるオアフ島ノースショアの町ハレイワ。
平田さんは関西ご出身とのこと。
なぜ、ハワイで焼酎を造ることになったのでしょう?
もともとハワイにはご縁があったようで、タロイモをすりつぶし発酵させたハワイの伝統料理「ポイ」を食べながら、「同じように発酵食品としてハワイで芋焼酎が造れるのでは」とひらめいたことがきっかけだったそうです。
これを転機に鹿児島の酒蔵所で伝統の製法を学び、ハワイに移住されたとか。
様々な困難があったようですが、当初は電気や水も通っていなかった土地を自らの行動力で開拓されたことなど、驚きと同時に熱意が伝わってきました。
火山が影響してできた土壌はサツマイモに適した環境で、水質にも恵まれています。ここでは、ハワイ産の紫いも〈オキナワン・スイートポテト〉を原料に使用されています。
杉製の木樽蒸留器
100年以上前から受け継がれている焼酎のカメ壺
〈麹〉。味を左右する大切なポイントで、最高級品のお米「国宝ローズ」が使われているそうです。
芳醇な香りの〈もろみ〉
約9年の歳月を経てようやく仕上った焼酎「波花」。
平田さんも納得の焼酎が完成です。
試飲もさせていただき、上品な甘さに爽やかで濃厚な味わい。
さらに感動しました。
強い気持ちと行動力、温和な人柄がとても印象的で、同じものづくりにかける熱意を感じるストーリーや想いを共有できた貴重な時間でした。
さあ、これからどのようにお菓子の世界と結びついていくか・・・
今後も新たな可能性にたねやグループの挑戦は続きます!