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ラ コリーナ日誌

歳時菓 ~七草餅~

Text : 桂浩子(広報室)

  • #たねや
  • #歳時

謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
たねや クラブハリエ

年末年始のあわただしさも一段落する1月7日。この日にいただく七草粥は春の七草の生命力にあやかり、無病息災を願うものです。

たねやでは1月7日限定のお菓子として「七草餅」をお届けしています。

瓢箪(ひょうたん)の形に仕上げたこのお菓子は、春の七草を入れた道明寺で白餡とこし餡を包んだもの。うっすらと餡の色を透かすお菓子には雪の結晶のような氷餅をまぶしています。

「七草餅」は瓢箪をかたどったお菓子を6つ並べた歳時菓。「六瓢(むびょう)」を「無病」にかけ、この1年が健やかでありますようにとの願いをこめています。

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ…この春の七草を使う七草粥の由来をたどれば、はるか昔の中国の風習にたどりつきます。

古代中国では1月7日、人日(じんじつ)の節供に七草を入れた吸い物をいただくことで無病息災を願っていました。この風習が日本に伝わり、1年のはじめに若菜を摘む行事とあわさるなどして変化し、七草粥をいただく日として定着したのです。

七草粥で健康を願うように、暮らしに根づく行事や食べ物には様々な思いがこめられています。

ラ コリーナ日誌ではこれからも季節ごとの行事やお祭りについて、お菓子とともにご紹介していきます。