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ラ コリーナ日誌

田んぼから学ぶ -管理編-

Text : 鬼海航太(キャンディーファーム)

  • #ラコリーナ
  • #キャンディーファーム(農藝)
  • #わたしたちの取り組み
  • #お米づくり

8月上旬、稲にようやく穂が出てきました。

ラ コリーナの田んぼは間もなく収穫を迎えます。今回は、田植えをした後のイネの管理について紹介していきます。

まずはイネの生長を助けるために、除草作業を行います。
田植えをした後は、雑草との勝負です。
田植え後1週間から2週間後には雑草の小さい芽が出始めて、1か月後には田んぼの中を雑草が埋め尽くします。

土の中の栄養はイネにも雑草にも大切であるため、争奪戦になります!
週2回を目安に手押し式の除草機や熊手を使い、除草していきます!

▲手押し式の除草機

除草作業は田植えに参加いただいた方を中心に外部の方にもご参加いただきました。
猛暑の中でも、声を掛け合い頑張りました!
田んぼの中は土が柔らかいため、足をとられないように注意が必要です!
除草にご協力いただきました皆さまありがとうございました。

除草作業のおかげもあり、イネがすくすく生長してきました。

続いては、中干しという田んぼの水を一時的に抜き、土にヒビが入るまで乾かす作業です。
田んぼは常に水を張っているため、イネの根っこや土壌中の生物は酸素が少なく、ストレスがかかります。

この作業により、イネの生長を助けるだけでなく、有害ガスの発生を抑える効果があります。
さらに田面(たづら※田んぼの表面)を固める事で、収穫の際に安定した地面での作業ができるため効率UPが図れます。

田んぼのリフレッシュが完了しました!

その後も生長を続け、8月上旬にはイネから穂が出はじめました。
穂が膨らみ、黄金色に色づく頃にはスズメが稲穂を食べに飛んできます。



スズメの対策にラ コリーナの田んぼには鳴子を設置します。
木の板に木片を付けて音が鳴るようにした道具で、中心の竹から伸びた糸に吊り下げます。

風が吹くとカラン、コロンと音が鳴り、スズメを追い払います。
糸を張るポイントもバランスを取りながら慎重に。

ラ コリーナの田んぼでの鳴子の役目は稲刈りまでです。
稲穂が実った秋の風景とともに鳴子の音色もお楽しみください!

さあ次はいよいよ稲刈りです。
次回の記事もお楽しみに!