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ラ コリーナ日誌

栗の味わいと食感をそのままに − 栗月下 −

Text : 髙曽 津弥(広報室)

  • #たねや

「昔、お菓子は果子だった」

古くから、果物や木の実はたいへん貴重とされていました。初めて加工して食されたのが干し柿だと言われています。

また栗の歴史も古く、なんと縄文時代から食べられていたとされており、人々は自然に育まれた豊かな実りを大切にし、今の時代に受け継がれています。

みなさま、たねやの「栗月下(くりげっか)」をご存知ですか。

ほっくりとした蒸し栗の食感をそのままに仕上げた贅沢なお菓子です。

栗は育つ環境はもちろん、成長していく過程でも手入れの仕方により味が左右されるなど、おいしい栗を育てる条件の厳しさゆえ、高級な果実とされています。

素材本来の味わいと質感をお菓子で表すことはとても難しく、困難です。しかし、栗のおいしさはあるがままの素朴な味にあり、そのままお菓子にできないだろうかと商品開発がスタートしました。

思い描いたのは、羊羹ではなく、栗の素朴な味わいをそのままに、蒸し栗のようにほくほくとした食感を持つお菓子です。素材にはもっとも風味がよい国産栗をえらび、職人たちの新たな挑戦がはじまりました。

構想から約3年の開発期間を経て、これまでに培った技と経験から栗のおいしさを閉じ込める独自の製法を生み出し、商品化となったのは2007年のこと。以来、毎年ご好評いただいている秋を代表する銘菓です。

栗月下は、お好みの大きさに切り分けてお召し上がりいただける商品です。商品開発担当者は7mmがおすすめだといいます。薄くてもとても濃厚で、まるで蒸し栗を食べているような、ほくほくとした食感や味わいをお楽しみいただけます。この秋ぜひ、ご賞味くださいませ。