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ラ コリーナ日誌
田んぼから学ぶ -収穫編-
Text : 鬼海航太(キャンディーファーム)
- #ラコリーナ
- #わたしたちの取り組み
- #お米づくり
今回は、春から始まった田んぼの最後を締めくくる収穫について紹介します。
9月中旬に、稲刈りをおこないました。
ラ コリーナでは「学びの田んぼ」をテーマに手作業で稲刈りをします!
稲刈りの際には、刃がギザギザとしたノコギリのような鎌を使います。
稲は、田面から5㎝ほどの位置をなるべく水平に刈るのがポイントです!
刈った稲は、3~4株で1つにまとめ、麻ひもで解けないようにきつく結びます。
刈った稲は乾燥させるために、稲架(はさ)にかけていきます。
稲架とは、古くから稲を乾燥させるために使われた農具です。
収穫したばかりのお米は水分が多く、傷みやすいため、束ねた稲を棒にかけ自然風と陽の光で乾燥をさせます。
稲架にかけたお米は、稲の葉や茎からの養分がお米に行きわたり、美味しさが増すとも言われています。
1週間ほど乾燥させたら、最後に「脱穀」です。
脱穀とは、稲の穂先から籾(もみ)を外す作業のことで、ラ コリーナでは足踏み式の脱穀機を使っておこないます。
脱穀した籾には、稲の葉や籾くずなどのごみが混ざっているため、
篩(ふるい)で大きなごみを取り除いた後、唐箕(とうみ)で風を起こし選別します。
今年も通りがかったお客さまに脱穀を体験していただきました。
年齢を問わず、楽しそうな姿が見受けられました。
なんとか無事に立派なお米ができました!
普段わたしたちが食べているお米は、こんなにたくさんの作業からできているんですね!
今年の田んぼの作業はこれにて終了です!
お米作りには、目に付きにくい作業も多く、たくさんの作業からお米ができていることを知りました。
一息つく間もなく、来年の田んぼに向けた作業が始まります。
ラ コリーナにお越しの際は、冬季の装いの田んぼをぜひご覧ください。