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ラ コリーナ日誌

素材をめぐる旅 -もち米ー

Text : 山本 純子(仕入部)

  • #サステナビリティ
  • #わたしたちの取り組み
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  • #素材をめぐる旅

9月下旬、もち米の収穫が始まったと伺い、お世話になっている南花沢営農組合さんと中西商店さんを訪ねました。
今年は酷暑で非常に厳しい環境でしたが、大切に育てて下さり、立派な穂が実っていました。

今年は、8月中旬に大きな台風が滋賀県を通過していきましたが、もち米にとっては、稲の開花がはじまる大切な時期でした。
本来この時期は、花が散ってしまうと穂がつかないため、田んぼの作業を一旦中止します。
しかしこの台風で一部の花が散ってしまい、大きな痛手となりました。

▲台風後の様子

台風や酷暑を乗り越え、大人の腰よりも高く立派に成長したもち米。
もち米は、粳米(うるちまい)よりも高く成長し穂も重いため倒れやすいのですが、8月以降は台風被害もなく、無事収穫時期を迎えました。

▲中西商店 中西さん

今年は台風の影響で収穫量が減ってしまい、また酷暑で夜も気温が下がらず、お米が焼けてしまい茶米や割れが出来てしまいました。
この異常気象で、日中の作業が出来ないことが多かったと伺い、改めて、温暖化の影響を感じた年となりました。

▲南花沢営農組合のみなさまと

南花沢営農組合 澤村さんは、「病気にかかっていないか、害虫は付いていないか、自分の子供のように心配で、田植えから収穫するまで毎日様子を見に回っていたよ」と笑顔で話して下さいました。
広大な田んぼの中でも、収穫に適した時期を見定めながら順番に収穫完了するまで安心できないと、まだまだ暑い中、皆さん協力して収穫作業をされていました。
 
 
 

手塩にかけて育てて下さったもち米、大切に使わせていただきます。
たねやグループでは、育てていただいた滋賀羽二重糯を「ふくみ天平」や「大福」など多くの商品に使用しています。
昨年から製造工程を見直し、個装形態をスタンドパックにリニューアルした「ぜんざい」も販売しています。みなさま、ぜひご賞味くださいませ。