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ラ コリーナ日誌
たいまつフェス2023 ー後編―
Text : 大村 啓子(経営企画室)
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今回の日誌では“しめ縄ワークショップ”にご参加いただいた近江兄弟社高校の学生さん、先生の感想をご紹介します。
松明(たいまつ)の制作では縄を編むことがポイント。ワークショップはしめ縄づくりを通じて松明の伝統文化を多くの方に知っていただくことが目的です。松明づくりの名人やキャンディーファームのスタッフに加え、今回は高校生たちも教える側に。事前に縄の編み方のレクチャーを受けてイベントに臨み、2日間で250人にしめ縄づくりを体験いただくことができました。
■「本物との出会いの場づくり」 杉田信也(近江兄弟社高校教諭)
“たいまつフェス2023”に近江兄弟社高校から8名の生徒が参加しました。
高校生にとって、自分の“やりたい”を見つけることは、そう簡単なことではありません。
自分の中から湧き上がる“やりたい”を見つけるためにはどうすればいいのか?
“本物に出会う”
そのことが1つのきっかけになると思います。
この近江八幡にはたくさんの“本物”があります。
そしてこの日、“松明”という近江八幡に受け継がれる“思い”に出会う場がつくられました。
“しめ縄ワークショップ”に参加した高校生の思いを紹介したいと思います。
■「伝統文化を守ること」 松吉桃加
私はこのたいまつフェスを通して、伝統文化って楽しい!と感じました。以前は伝統文化に対して、堅くて難しそうな印象を持っており、関わることがあまりありませんでした。ですが、たいまつフェス関係者の皆さんや、しめ縄ワークショップに来てくださったお客さまと繋がり、魅力を共有することでとても楽しく、幸せな気持ちになりました。
また、お客さまが「とても楽しかった。ありがとう。」と言ってくれた言葉が1番印象に残っています。このように伝統文化を守ることは、人との繋がりを守ることだと感じました。そしてもっと色んな世界に飛び込みたい!と感じるようになりました。このような素敵な経験をありがとうございました!
■「たいまつフェス体験記」 安井奏美
私が1番印象に残っているのは、しめ縄づくりのワークショップでお客さまの対応をした際に「お姉ちゃんに対応して貰えてよかった、ありがとう!」と言って頂いたことです。伝統文化を通して人の温かさに触れることができ、松明やしめ縄など、伝統文化の魅力をもっともっと沢山の人に伝えたい!と思いました。
また、しめ縄づくり初日は緊張もありましたが、優しく指導してくださった地域の方やたいまつフェス関係者の皆さんと一緒に楽しい時間を過ごすことができました。素敵な出会いと貴重な経験をありがとうございました。
■「初めての“楽しい!”」 土川優莉
私が初めてしめ縄づくりを体験した時に感じた「しめ縄づくりって楽しい!」という感覚を、ワークショップではお客さま自身に感じてもらえて、その瞬間を何度も共有させていただくことで私も常に新しい「楽しい」を更新しながらワークショップに取り組むことができました!
1人1人、しめ縄への思い入れが違うお客さまがワークショップを通じて笑顔になられていく様子を見て改めて伝統の素晴らしさを感じることができ、これからもこの笑顔と伝統が受け継がれていってほしいなと思います。忘れられない思い出になりました!
■「交流から得たこと」 桑山那未
私はしめ縄ワークショップに参加させていただき、幅広い世代の人と交流する大切さを学びました。ワークショップでは、しめ縄に対して“可愛い”や“初めて作った”といった感想を貰い、共感できる部分が多く、“自分たちの時はこういう風にしていたよ”など、世代や地域によって違った話を聞くことができてとても楽しい経験でした!私たちにしめ縄を教えてくださった地域の方々やキャンディーファームの方々もすごく優しく、本当に参加出来て楽しかったです!
■「文化と人」 山角美月樹
私はこのたいまつフェスに参加して印象に残っている事は努力や工夫の考えです。例えば、お客さまにどうすれば縫い方を教えられるか、どうすれば喜んでもらえるかなど、自分で考えて周りを参考にして工夫をする。例えば、地域の伝統文化を受け継ごうとするラ コリーナの人達や色々な町の人達の努力を近くで感じ、お手伝いをさせてもらう。
今回、私がたいまつフェスで感じたのは人と人との交わりの重要性でした。それと同時に純粋に初めてのことに挑戦する楽しさもありました。また来年も参加したいです。
■「松明づくり」 立田修弥
私は今回の活動で、しめ縄の制作だけでなく、白王町の松明づくりにも参加させていただきました。しめ縄づくりでは器用さが必要でしたが、同じしめ縄を使用した松明づくりは器用さだけでなく、力仕事も多く、非常に楽しい経験でした。
白王町の皆さんは上手くできない私に丁寧に編み方などを教えてくださり、心から感謝しています。加えて、「高校生もやってみる?」などと気軽に声をかけていただけたことも嬉しかったです。この楽しくて素晴らしい経験をありがとうございました!
■「挑戦」 田上紘花
私はこのワークショップを通して新しいことに挑戦することの価値に気づきました。今まではワークショップやボランティアなどにあまり参加しなかった私ですが、今回勇気をだして参加し、試行錯誤しながらしめ縄のレクチャーを行いました。しめ縄は私自身はじめて触れる文化で不安と緊張を沢山抱えていましたが、最終日、「あなたに教えてもらえてよかった」とお客様に言っていただいたことがとても印象に残っています。様々な人と繋がり、“はじめて”に沢山出会った今回の経験を通し、これからもっとはじめてに挑戦していきたいと思いました。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
■「しめ縄で繋がる」 小西未來
私は初めて松明フェスのしめ縄ワークショップに参加し、伝えることの難しさを実感しました。どのように説明したら、わかりやすく、作ってよかったと喜んでもらえるのか、2日間試行錯誤しました。少しずつお客さまと共に、自分もうまくできるようになり、最後は楽しかったとお客さまに言ってもらえて、本当に嬉しかったです。
歴史ある近江八幡の行事に参加することができ、貴重な体験ができました。ぜひ来年も参加したいです。
▼たいまつの展示に関する過去の日誌はこちら▼
ラ コリーナでたいまつ展示 〜たいまつ継承〜 (2022年)
伝統を知る~近江八幡のたいまつ (2020年)
“たいまつ” が「結」もの 〜たいまつフェス2019〜
たいまつフェス2018 たいまつエキシビション!
「たいまつフェス2017」開催!
〈たいまつフェス2016〉にぎやかに盛り上がりました!
〈たいまつフェス2016〉始まりました!