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ラ コリーナ日誌
上生菓子 早春譜
Text : 桂浩子(広報室)
- #たねや
年が明け晴れやかな気持ちもつかの間、1月6日の小寒(しょうかん)から節分までは一年で最も寒さが極まる時期。降り積む雪や冴え冴えとした空気に抱かれながらも、草木のなかには春のきざしがひそかに宿っています。
かすかな春の気配をかたちにした「上生菓子 早春譜(そうしゅんふ)」のひとつ「春一輪」をご紹介します。
菓銘 春一輪
こし餡を包んだ薯蕷煉切(じょうよねりきり)で紅梅をあらわしました。寒中の梅は古くから早春のきざしとして親しまれてきたものです。
折々の上生菓子はたねやの各店舗にてご注文を承ります。和菓子職人がつくりあげる小さな季節をお楽しみください。