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ラ コリーナ日誌

秋の音色 ー田んぼの鳴子ー

Text : 鬼海航太(キャンディーファーム) 

  • #ラコリーナ
  • #キャンディーファーム(農藝)
  • #お米づくり

8月に入り暑さも続くなか、田んぼに稲穂が見え始めました。
ラ コリーナでは、同時に鳴子(なるこ)を設置します。

祭りなどに馴染みの深い鳴子は、「スズメおどし」という別名があるように、古くからスズメなどの稲穂を食べに来た鳥を追い払うための農具として使われてきました。

鳴子は、木の板に木片を糸で吊るしたもので、カランコロンと涼しげな音を響かせます。

4mの大きな竹を軸に、合計30個の鳴子を糸で吊るし、田んぼに設置します。

倒れないように支えの木製杭を打ち込み、竹も真っ直ぐ立てるのがポイントです。
木製杭に竹を荒縄で結びます。

6本の麻縄を均等に配置していきます。

ねじ込み式杭を田んぼに設置します。

麻縄を結びつけます。
麻縄を張るポイントや緩み具合を調整したら設置は完了!
ラ コリーナの敷地内で鳴子を飾るのは、稲刈りまで。

設置された鳴子のうち1基(バームファクトリー横)は麻縄を引いて鳴らすこともできます。
今年は9月上旬までの展示予定です。
秋だけの鳴子の音色をぜひお楽しみください。