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ラ コリーナ日誌

西山未来さんのチョコレート講習会に参加しました

Text : 廣田翔哉(八幡バームファクトリー)

  • #クラブハリエ

9月16日、17日の2日間、西山未来さんによるチョコレート講習会が行われました。
西山さんは洋菓子の世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2019(以下クープ)」に日本代表として出場し、準優勝した実績を持つパティシエールです。

西山さんがクープの予選で作成したピエス

参加者は4つのグループに分かれ、西山さんがクープ予選で優勝した際に作成したピエスを、2日間かけて完成させます。

ピエス(ピエスモンテ)はフランス語で「小片を組み立てた」という意味。ここではチョコレートで作った観賞用の大型装飾菓子を指します。

この講習は、クラブハリエのスタッフを対象に、初めてチョコレートに触れる初心者から、普段チョコレートづくりに携わる経験者まで、幅広いスタッフに向けて開かれました。

初心者はチョコレートの楽しさを感じたり、これからコンテストに挑戦するスタッフは技術や理解を深めていく貴重な場となりました。


1日目は西山さんとクラブハリエ グランシェフ 山本から、チョコレートの性質や基本のテンパリングの実演と説明があった後、ピエスのパーツ取りがメインで行われました。

テンパリングを簡単にいうと、チョコレートを溶かして温度調整することです。この作業をすることで、チョコレートが安定し、ツヤもうまれます。

チョコレートを扱う上で基本となるテンパリングがとても大事で、花のパーツを取るためのチョコはもちろん、色を付けるためのカカオバター色素もテンパリングを行います。

2日目は引き続きピエスのパーツ取り。その後、花やパーツ、人形のモンタージュ(組み立て)をして完成を目指していきます。

チョコレートをフードプロセッサーでこねて粘土状にするモデラージュという技法を使い、丸い円や真っすぐな棒などを作っていきます。

それぞれのパーツは接着面を溶かし、テンパリングしたチョコレートをつけ、しっかり接着していきます。
仕上がりを考えて組み立てないとピエスがずれてしまったり、パーツが壊れたりするので慎重に組み立てます。

最後に西山さんに直接ご指導頂きながら、4グループとも無事ピエスが完成しました。

今回の講習会は、世界大会出場選手に基本的な技術からその応用まで、トップレベルの技術を学ばせて頂ける機会となりました。

技術やパーツ作りを学ばせて頂きましたが、すべてに共通した大事なことは綺麗につくること。
作品だけでなく作業、パーツや道具の扱い、身の回りの環境を意識することで、良い作品ができるということを感じました。

僕自身、チョコレートのコンテストに挑んでいます。
今回学んだことを活かし、ジャパンケーキショー優勝を目指して取り組んでいきます。
またコンテストだけでなくパティシエとしてケーキづくりや仕事に活かしていきたいです。