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ラ コリーナ日誌
上生菓子 迎春
Text : 桂浩子(広報室)
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- #歳時
和菓子職人が作る上生菓子はめぐる季節をうつすもの。細やかな手わざで野に咲く花や折々の景色などをあらわします。
たねやでは季節ごとの上生菓子とともに新年を祝う「上生菓子 迎春」も毎年お届けしています。鶴亀、松竹梅といった縁起物にその年の干支や勅題(ちょくだい)※をくわえたおめでたい6種類の上生菓子。今回はそのうち2つをご紹介します。
※新年に皇居で行われる歌会始(うたかいはじめ)の題のこと。
菓銘 龍吟(りょうぎん)
大島羊羹を村雨生地で巻き、湧きたつ雲をあらわしました。龍が唸(うな)れば雲が起こるという「龍吟雲起」の語句と干支にちなんだ一品です。
菓銘 和(やわ)らぎ
令和六年の勅題「和」にちなみ、福白こし餡を包んだ薯蕷煉切(じょうよねりきり)で鳥をかたどりました。平和への願いをこめた上生菓子です。
「上生菓子 迎春」はたねやの各店舗にてご予約を承ります。
商品のお渡しは12月31日から1月3日までとなっておりますのでご注意ください。
新たに迎える一年が幸豊かなものでありますように。